リスクを背負い挑戦せよ!ブルガリアtoセルビア
日常の起きている事に対して、疑問に思う事は大事なことである。
あなたからみた普通は他人から見たら普通じゃないかもしれない。
ふと、バス代って高くないか?一回バスに乗ると3000円吹き飛ぶのである。
ああ、もったいないと思った。
バスにお金を使うことは普通じゃないかもしれない。そう思った。
しかし、普通に起こる出来事に対し、批判を加えることは誰にでもできる。
本当にしなきゃいけないのは批判をし、自分ならどうするのか
という代替え案を提示する事だ。
バス代を浮かしてセルビアまでたどり着くにはどうすればいいのか?
という問いを自分に投げかけた。
徒歩でセルビアまで行けばいい?
それは嫌だ。歩くと非常に疲れるからだ。
シンプルな理由だ。
じゃスケボーはどうだろう?
いい案だ。かっこいい。
シンプルにかっこいい。
採用した。
思い付いたらすぐに、行動である。
これはできる奴に共通している事である。
街のスケボーが売っているところで一番安いスケボーを買った。(13000円)
13000円は高いかもしれないが、バスに乗ると3000円てことはバスに5回乗らなきゃ取り返せる!
宿まで乗ってみたが快適である。これならイケる!!!
出発する日になると、手ぶらで乗るのは快適なのだが
15kg程度の荷物を持ちながら乗るのは非常に危ない。
という事に気づく。
まず安定感が著しく低下する。
そして
スケボーはかっこいいのと引き換えにブレーキがない。
ブレーキがない乗り物なんてきいた事がない。
乗り物とは人を乗せて進むものだが、進む機能と共に止まる機能も搭載するべきである。
買った事を後悔した。
しかし後悔しても仕方がない。
過去は変えられないからだ。
スケボーを手に持ちながら歩く事にした。
長いみちのりだ。
グーグルマップによると3日と8時間で着くそうだ。
ヨーロッパ、スケボーとバックパックを持ちながら3日と8時間徒歩の旅。
いい響きだ。
草むらなどで野宿を重ねながら2日間歩いた。
15kgのバックと1kgのスケボーを持ちながら、歩いた。
30キロも進んでいた。頑張った。
正直に、ここで自白させてもらうと、
進んでいなすぎて、びっくりした。
少ない。全然進んでない。
30キロしか、とは言いたくないが
このままではあと24日間かかる計算になる。
こんな寒い中、絶対に嫌である。
3日目は歩きたくないので、ヒッチハイクをする事にした。
1日間ヒッチハイクをこころみたのだが
1000台くらいに無視された。
難民だとおもわれたのだろうか?
1キロも進んでいない。
この調子で行くとあと1日10キロずつ進む計算になるので、あと37日かかる事になる。
もう、そうだな。
バスが一番いいな。
そして、セルビアまでのバスでスケボーを無くした。
まとめ。
無駄な金を使い、無駄な時間を過ごし、風邪を引いた。