もーぐ

平凡な日常をクリエイト、僕と握手。

壁を登り、次のステージにいけ!!

1年ぶりにYokoyamaと会い、共に旅をしている。

 
Yokoyamaは猫を愛する男だ。
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彼は猫を見つけると
 
「猫だ!」
 
といつも言う。
 
そして猫を触ろうとする。
 
 
 
猫の好きなところは自立していることだ!
 
と彼は言う。
 
そう、彼は猫を愛しているのだ。
 
 
 
ただやっぱり生き物すべてを愛せるのはマザーテレサくらいのもので、Yokoyamaにも苦手な生き物がいるらしい。
 
 
Yokoyamaが嫌いな生き物、それは、子供だ。
 
 
 
女の子にモテる条件の一つにはいってそうな
子供が好きな人。
という条件を完全に無視している。
 
 
かっこいい。
 
そんなYokoyamaとスペイン語を学びにグアテマラに来たのだが、
ホームステイ先に子供が4人いた。
 
 
 
 
おれは、しまった、と思った。
 
 
 
しかしそんな俺の心配はよこめにして。
 
 
Yokoyamaは子供達と戯れはじめた。
 
 
すごい!!!!!
子供も、Yokoyamaと一緒に楽しんでいる。
 
 
嫌いを克服したのか?
それとも
嫌いなことを顔に出さずに子供を楽しましているのか?
 
 
大人になっても成長する気なのか?
限界が見えない男だ。
 
 
そう俺は感心していた。
 
 
しかし、
 
神様はひどいもので人に試験を与えるらしい。
 
 
その試験というものは、
 
グアテマラからホンジュラスに移動するバスの中で起きた。
 
そのバスは混んでいて席に座れない人もいた。
 
通路には子供もいた。
 
Yokoyamaの隣のおばさんはとても優しい方であり、
私の膝に座りな
と子供を呼んだのだ。
 
 
知らない子供を自分の膝に座らせてあげよう、と考える日本人はいないだろう。
 
すごく優しい方だ。
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しかし、
困ったことにおばさんはとても大きいの
で子供が膝に座るスペースなんかありゃしない。
 
 
 
子供はおばさんの近くに来たものの、座るスペースはないのだ。
 
 
呼ばれた子供が決断をした。
 
 
 
これは英断だったと思う。
 
 
 
 
おばさんの膝には座れないけど隣の日本人の上ならいけるぞと子供が判断し、
yokoyamaの上に座り始めたのだ。
 
 
 
 
襟足が綺麗に整えられた子供は行儀よくyokoyamaの上に座った。
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子供は無邪気だ。
 
 
 
これだけには留まらず、右側では
 
 
通路にいるお母さんが椅子に寄りかかりyokoyamano席を半分取っていた、
そして、無邪気に寝ている子供が揺れて足と手でYokoyamaを攻撃していた。
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それはもう恐ろしい壁だった。
 
 
この試練が終わった時に
 
どうだった?と
彼に聞いてみた。
 
 
 
すると彼はこういった。
 
 
 
 
子供は嫌いだ。
 
 
 
 
神様は簡単に壁を乗り越えさせてはくれないようだ。