もーぐ

平凡な日常をクリエイト、僕と握手。

影響を受け、行動を起こすことの大切さ

男友達が

「俺、パイパンにしたんだ」

と言い出した。
 
俺は単純に驚いた。
「パ・イ・パ・ンだと!?」
心の中でそう思った。
 
パイパン、それは陰毛が一本もない状態を示す。
 
なぜだろう?
この人はなぜ、日本という国でこんなにも尖った行動ができるのだろう。すごい行動力だ。
俺には出来ない芸当だな、と思った。
 
しかし、俺は
おかしくないか?
 
と思ったらしっかりと自分で受け入れてみることを大切にしている。考えることや変化を受け入れなければ、死を意味するからだ。
 
俺は状態を俯瞰して考えた、、
 
そいつの息子が毛のない状態に戻っている。それは、子供の時の状態に戻っているということだ。
 
それって、、、
 
子供が子供のままでいるってことなのではないか?
 
ちょっと待て、これは、とても健全な状態じゃないのか?
 
その手助けをするのが大人の役目なのではないか?
 
おれの息子は、俺が70歳になった所で俺の子供だ!
 
だから、俺の息子の状態を
 
俺が子供だった時のパイパンという状態に戻すことは20才を超えた大人として正しい行動なのか!
 
俺は子供の好き勝手にさせる、ダメな大人じゃないか。
 
そう思えてきた。
 
俺もパイパンにしよう
 
そう思った。
 
 
 
しかしここは日本だ。誰かに見られる時にパイパンなのは恥ずかしい。それは、陰毛は生やして放置することが常識だからだ。
 
 
常識なんかクソくらえ、だとは思う。
しかし、
恥ずかしいが俺はそんなに屈強で大胆な男ではない。
 
だからパイパンにはできなかった。
 
でも陰毛の範囲を狭めることくらいしようと思った。
 
少しの抵抗が出来るんだぞってことは見せてやりたかった。
 
だから、帰ってからすぐに俺は陰毛を剃り範囲を縮めた。
 
なんか整っている。
 
すごく快適だ。
 
なんたって
 
俺の息子が、いつもより可愛く凛々しい気がした。
 
しかし、次の日になると俺はあることに気づいた。
 
なんだか、すごくチクチクする。
 
ということだ。
 
歩くたびに痛い。赤くなってる。
 
中2かな?
 
そう思った。
 
俺に対して息子が反抗してきたからだ。
 
俺の子供だって、もう子供じゃなかったのかもしれない。だから陰毛の範囲を戻してあげることにした。もう子離れをするべき年齢になっていたのだろう。
 
なんだか、親の気持ちがわかった気がした。